2014年11月16日
「最後のシ者」②
嬢:一時的接触を極端に避けるわね、あなたは。恐いの? 人と触れ合うのが。
嬢:他人を知らなければ裏切られることも互いに傷つくこともない。でも、さびしさを忘れることもないのよ。
嬢:人間はさびしさを永久になくすことはできない。人は一人だからね。ただ忘れることができるから、人は生きていけるのよ。
ユーザー:時間だ…
嬢:まだコールは鳴ってないわよ?
ユーザー:うん、もう帰らなきゃ。
嬢:常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる。
嬢:ガラスのように繊細ね。特にあなたの心は。
ユーザー:僕が?
嬢:そう。コウイに値するわ。
ユーザー:コウイ…?
嬢:好きって事よ。
嬢:私はあなたにに逢うために生まれてきたのかもしれない。
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