2014年11月04日
「四人目の適格者」
管理人:ソープ街。人の作り出したパラダイスだな。
ユザメ:かつて楽園を追い出され、吉原と言う世界に逃げるしかなかった人類。
ユザメ:そのもっとも弱い生物が、弱さゆえ手に入れた知恵で作り出したコンドーム。
管理人:自分を死の恐怖から守るため、自分の快楽を満足させるために自分達で作ったコンドームか。
ユザメ:NSだらけの地方から逃げ込んでいる臆病者の街さ。
管理人:臆病者のほうが長生きできる。それも良かろう。
管理人:頒布価格の件、委員会にどう報告するつもりだ?
ユザメ:事実の通り、赤字さ。
管理人:しかし、ここにきて大きな損失だな。
ユザメ:頒布価格と発行部数はいい。原稿もサンプルは失ってもこちらにデータが残っている。
管理人:しかし、委員会は血相を変えていたぞ。
ユザメ:予定外の事故だからな。
管理人:委員会も慌てて行動表を修正しているだろう。
ユザメ:死海文書にない事件も起こる。老人にはいい薬だよ。
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